逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜




「・・・美里が遠くの世界の人に見える。」




旬はそう言って唇を噛み締めた。




ドキン、私の心は疼いた。




っ、遠くの、世界・・・?





「・・・手を伸ばせば、こんなに近くにいるのに。」




そう言って旬は私の手をとって握る。




徐々に力が強くなる。




ドキ、ドキ・・・。




私の心臓の音は加速するばかりで。




・・・旬・・・?



いつもと、雰囲気が違う?





「・・・好きだ。」




旬の唇はその音と合わせて綺麗に動いた。




ぎゅう、そんな風に更に力が加わる。




旬の体温が伝わって・・・熱い。




何これ、何この状況。





「・・・え?」




今さっきなんて言った・・・?




好きだ・・・?




好きって、え?




Like?Love?




こ、こ、告白なの!?





旬はカッと顔を赤らめた。




・・・あ、




可愛い、なんて。




「・・・お前が好きだって言ってんだよ・・・。




頷け。」





旬は私を見つめた。




喰らうように、じっとりと。




そんなの、答えは一つしかないの。




鼻の奥がツンとした。





「私も、好き・・・っ」




やば、嗚咽が。




涙が、出てる。





「・・・なんか、ごめ・・・」




私はグスグス涙を拭う。




・・・ギュッ




私の体が何かで包まれる。




「・・・ありがとう」




耳元の囁き。




抱きしめられている、旬に。




なにこの、浮遊感。




どうしよう、天にも昇る心地ってこのことなのかな?





すると旬は体を離して肩を掴む。




「・・・んっ・・・」




次の瞬間に唇を奪われた。




「・・・んん」




ちゅっ、と唇と唇が重なり合う音が響く。




ああ、とろける。




脳が・・・ボーッとする。




気持ちが一緒だと・・・全然違うんだ。




一緒に、宙にいる。




ここは、私達二人だけの世界。




そんな風に思わせた。
< 202 / 295 >

この作品をシェア

pagetop