逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
「ごめ・・・ん」
「いや、謝んなよ。
嬉しかっただけだから。」
旬の凜とした声が私の耳を擽る。
うれ、しい・・・。
私に好きと言われて・・・嬉しいの・・?
バックン、バックンと心臓が大きく伸び縮みする。
「あ、そだ。
月曜二人で学校行かねーか?」
旬が急に話をかえる。
旬の言葉で別世界に行っていた私はその言葉で引き戻された。
「・・・ごめん・・・。
その日私休むの・・・。
火曜なら大丈夫だよ?」
そう、旬と二人きりで、なんてすごく憧れるけど月曜は撮影だ。
「あ、オッケー。
じゃ火曜日な。」
フッと笑う旬が目に見えた。
「・・・うん。バイバイ」
私達はそう言い合って電話を切った。
私はその瞬間へなへな倒れた。
・・・火曜日、二人・・・。
きゃー、テンション上がる・・・!
私はにやけがとまらなかった。
――――
その日は社長からCMの件で連絡があったことくらいしか特に目立ったことはなかった。
・・・旬と付き合うことになったのは・・・まぁ、なんというか。
大きな事件過ぎて目立ったことにカウントされない。
日曜日はオフで何もなし。
録りためていたテレビ番組を見たりした。
月曜日は笹島さんが9時ごろに迎えに来てくれて撮影所まで行った。
今回はチョコレートのCM。
バレンタインまで後少しだなって思った。
「じゃあ撮影はじめまーす。」
「お願いします」
私は頭を下げた。
私は定位置に立つ。
今日は少し大人っぽい感じだ。
艶やかに、チョコレートを口にする。
未体験、新食感・・・って最後に言って終わるんだけど・・・。
「カット!」
私はその声にビクリとする。
私が台詞を言った瞬間にきられた。
「動きはオッケーなんだけど・・・。
台詞もうちょい掠れた声で言えない?
なんか子供っぽい。」
監督が腰に手をあてて言った。
・・・子供っぽい、か。
結構くる。
「すみません!」
私は咄嗟に頭を下げた。
「・・・じゃあもーいっかいいくよー」