逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
私はさらに意識して動作を繰り返す。
なのに。
「うーん、もうちょいエロチックに」
そんな風にダメだしが入って何度も何度も、カメラをまわす。
・・・どうしよう。
全然思い通りにならない・・・!
顔、今どうなってる?
大人っぽさ?色っぽさってなに・・・!
「うーん・・・ちょっと休憩いれようか。」
監督は眉をひそめてそう告げた。
・・・!
ヤバいな、そう直感する。
私は礼をしてからヘナヘナと椅子に座る。
水を一口、口に含んだ。
ふー・・・大きく息を吐き出す。
・・・ダメなモデルって思われてたらどうしよう。
・・・つかえない子って思われてたらどうしよう。
そう思うと心と頭が掻き乱されて訳わかんなくなる。
「・・・美里さん。
落ち込まないで下さい。
新人にとってはよくある事ですから。
最初のCMが調子良すぎたんですよ。」
ニコリ、肩を叩いて私の目の前にしゃがんで励ます笹島さん。
そんな笑顔を見て思う。
笹島さんって優しい。
けど私って不甲斐ない。
「ありがとうございます・・・」
私は背骨を曲げつつ礼をして、
机の上のケータイをとった。
いま何時だろう、って。
電源をいれる。
「・・・わ。」
LINEを見て、私は目を見開いた。
「・・・うっそ。」
また時間を確認する。
11時55分だ。
旬<今なにしてんの?撮影順調?>
羽美<え、今日撮影なんだ!早く教えてよー>
要路<美里、美里ならきっとまたすごいもの見せてくれるんだろうな。>
修<また俺らをびっくりさせろよ>
郁斗<頑張れよーい>
・・・皆、授業中になにしてんの。
・・・なんだ、この胸のじわつく感覚は。
・・・勝手に口角が上がる。
・・・嬉しいよー・・・。
<ありがと。今ちょっと詰まってる・・・全然オッケー入んない。
エロチックにだそうですww>
私はそう打つ。
すると5秒後には返事が帰ってくる。
旬<エロチックねぇ。夏の最初のファッションショー思い出せ!>
郁斗<あー、確かにあれはエロかったわ。>
修<うわ、郁斗。>
羽美<美里をそんな風に見んな!>
要路<同感だよ。>