逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
手を洗っている最中だった。
鏡に、美しくも可愛らしく、かっこいい大人の横顔がうつる。
「あ・・・!」
私は思わず声を上げた。
「影山さん、おはようございます」
私は行ってしまいそうになったショーのチーフに挨拶をする。
「あ、美里ちゃん!
おはようございます」
ニコリ、そんな風に立ち止まって笑ってくれる。
「今日はモデルさんに合わせて何着着てもらうか決めるのよー」
影山さんも隣で手を洗い、鏡でヘアスタイルをチェックしたりしている。
「そうなんですか。楽しみです」
「美里ちゃんにはいっぱい着てもらいたいな。
Love&Dreamのファッションショーで5着以上着るのは基本だものね。
じゅー・・・ごくらいいっちゃう?」
ふふ、私の目を見て笑っている。
「わぁ、ますます楽しみです」
私はにやけるように笑ってしまった。
そういえば、
影山さんの左薬指に光る指輪・・・。
「影山さんて結婚してらっしゃるんですね。」
私は指輪を見つつ言った。
するとあ、と影山さんはほんのり赤くなる。
可愛い・・・!年上にこんな感情抱いてごめんなさい・・・!
「うん、式はあげてないけど。
去年のクリスマスにね。
すぐに式はするつもりだったんだけど・・・。
このファッションショーでチーフを任されたから・・・。
仕事に集中しようと思ったの。」
大人っぽい表情。実際大人だけど。
かっこいいなぁ。
「会ってみたいです。影山さんの婚約者。」
「ショーにはいつも来てくれるの。だからきっと会えるよ。」
「紹介してくださいね。」
「もちろん。
・・・話は変わるんだけど・・・」
ニッコリ言ったと思えば少し怪しげな表情を浮かべてヒソヒソ話し出した。
わわ、何だろ・・・。
今なんかしたかな!?
いや、してないよ・・・!多分!
私は生唾を飲み込んだ。
「木崎くんと付き合ってる?」
ニヤリ、そう影山さんは笑った。
その言葉を聞いた途端、
「顔赤い。わかりやすいね、美里ちゃん。」
ボッと火がついたみたいに顔があっつくなった。
「・・・なんで、知ってるんですか?」
一瞬影山さんは気まずそうな顔をした。