逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
「あの、ねぇ。
土曜日、き、す、してるとこ・・・?
見ちゃったんだよねぇー。」
私の顔を伺いつつ言う。
私は思考回路が一瞬全て消えた。
う、そ。
・・・超恥ずかしいヤツだ・・・!
う、う、うー、穴があったら入りたい・・・!
「もしかしたらぁ、
木崎くんが美里ちゃんを一方的に?
迫ってるのかなぁー、とか。
思ってたわけ、よ。」
影山さんは落ち着いた声色で言う。
いや、いや、いや・・・!
「すごく恥ずかしいです・・・。
ごめんなさい、あんな見苦しい場面を・・・」
「いやいや!大丈夫よ!
私なんか一万人以上の前でキスしちゃったことあるんだから!」
苦笑いの影山さん。
一体何があったのか。
それは後々知ることとなる。
打ち合わせの際、旬とも少し話せた。
その時は影山さんも旬も、仕事とのスイッチの入れ替えがしっかりしていて。
一切さっきのような話にはならない。
真剣な、眼差しで。
「美里ちゃんには、やっぱり15くらい着てほしいよ。」
「そうですね、同感です。」
「大丈夫?咲田さん。」
「大丈夫です、任せて下さい」
私は頷く。
そして着ていく服を仕分ける。
「このワンピースは美里ちゃんのイメージ。」
「こっちは華ちゃんのだな・・・」
「これはスラッと感重視だから美里ちゃんだよねぇ。」
ファッションショーを作り出すチームは皆かっこよかった。
そして私が着る15着が決まり、
私はサンプルを見てイメージを固める。
「まだ時間はあるし、大丈夫かな!
うん、今日はモデルさん達は解散!ありがとうございました。」
影山さんは私達モデルに深々と頭を下げた。
私達が帰ろうとしていると、まだ仕事の話が聞こえて来る。
仕事熱心で、素敵。
「明日会場の下見いける?」
「はい、大丈夫です。」
「BGMの準備とか、照明の依頼は?」
「あ、まだ・・・BGMの方は・・・」
「いつも依頼してるとこわかる?
そこに電話よろしく。
くれぐれも失礼のないように」
「はい、行ってきます。」
「お願いねー」
影山さんは指差し指差し確認をとっている。
すごく、憧れた。