逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
そういうと旬は黙り込んでしまった。
え、私なんかしたかな・・・。
私は少し焦った。
「何かさ・・・、
お前がランウェイから帰ってきたらどんな顔してんのか想像した。」
旬は舞台裏の高い天井を見上げながら言った。
私の、顔・・・?
「笑ってんのか、それとも泣いてんのか。」
旬は腕を組んで視線を下に向けた。
・・・どうだろう、
楽しくて笑顔なのか、
それとも感動して泣いちゃうか。
「どっちにしろこれで終わり。」
ふぅ、と旬は息を一気に吐き出した。
終わり・・・、
終わりなんだよな。
最後、って言うより、
終わりって言葉の方が・・・、
私は何か嫌いだ。
終わりって言葉は・・・、
もう何もない気がして。
きっと、幼い頃の絵本とかがそう思わせるのかも。
絶対話の後はおしまい、とか言う。
だから、このストーリーの続きはないんだって感じるんだと思う。
最後は、
まだまだだぞ、っていうただの区切りのような・・・。
そんな気がするけど。
まあ結局どっちも一緒なんだよな。
このショーで私達が集まって服つくったりするのは・・・
きっとこれからはない。
・・・。
正直、寂しい。
「何落ち込んでんだよ。」
旬は私の俯いた顔を手で上げさせた。
ドキリ、
至近距離に旬の顔がある。
う、うわぁ・・・。
「・・・でも俺達4人の関係は変わんねぇよ。
俺達はずっとチームだ。」
旬の真剣な据わった目が私の目に映る。
まただ。
引き込まれてしまいそう・・・。
旬のその黒い瞳に。
私は頷いた。
「今、7番か・・・」
旬は順番を確認しだした。
「まだまだあるな。」
旬は時計と残りの人とを見比べる。
「・・・今、リップ持ってるか。」
旬は私を横目で見ながら言った。
・・・へ?
リップ?
「・・・持ってる・・・けど?」
郁斗から水とか飲んだら付け足せと言われて預かってる。
「・・・じゃあキスしてもいいな。」
・・・!
私は固まってしまった。
な、に言ってんのこんな時に・・・!