逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
そんなこんなで私は旬の無視を続けた。
旬は悪かったって、
とかごめんごめん、とか、
許せよ、とか言うけど徹底的にシカトした。
そしたらちょっと旬がしょげた。
・・・可愛い。
なんか、罪悪感に埋もれそう。
ッ、コイツめ・・・。
「何かごめんね?」
私は旬の肩に触れて言った。
いや、私謝らなくていいだろって感じなんだが。
すると旬は徐々に顔を上げた。
そして、完全に顔を上げきった時に見せた。
不敵な笑みを。
「・・・許したってことだな。」
・・・!
く、くそ!またハメられた・・・。
私は口をパクパクと動かすしかなかった。
「・・・き、着替えてきます・・・!」
私は無理に搾り出した声で言い放った。
「声、裏返ってる。」
「・・・うるさい!」
私は旬が担いでいるドレスを無理矢理とって走った。
ドレスをギュッと抱きしめて。
舞台裏近くのトイレで着替える。
旬のバカめ・・・。
私はトイレの鍵を思い切りしめた。
私は完全に不機嫌だった。
けどその気持ちは一瞬だけであった。
「・・・やっぱりキレイだな・・・」
私はドレスを持ち上げて言った。
ドレスを見たら、そんな気持ちは遠くに行ってしまった。
これを着て、あのランウェイに立てるんだぁ・・・。
すごいことだな・・・。
そんな興奮に心が躍らされたんだ。
私は足を通し、
そして腕を通す。
・・・あ。
私は気づいた。
「ファスナーしめられない・・・」
私は背中に手を伸ばすも、
中間くらいまでしか上げられない。
ヌヌヌ、なんて一人で踏ん張ってみるものの、
上には上がらなかった。
仕方ないかぁ・・・。
私は脱いだ服をまとめ、そのままトイレを出た。
誰かにしめてもらおう、
けど旬くらいしかいないけど・・・。
私はカーディガンを羽織り、舞台裏に戻る。
目立たないように旬のもとに戻った。
「旬ー、ファスナーしめて」
私は旬の近くに着くなり背中を向けた。
・・・。
あれ?
旬からの返答がないんだけど・・・。
「・・・旬?」
私はなんとか首をまわす。
すると旬は目の前で風船がわれたかのようにハッとした。
「あ、わりぃ」
すると旬はすぐに背中のファスナーをしめてくれた。