逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
それにしてもあと何番だろう?
5番くらいかな・・・。
私はモニターを見るために顔を上げた。
モデル科の仲間が皆楽しそうに歩いてる。
いいな、私も早く・・・。
私は一人でぼんやりとしていた。
その時だ。
「・・・あ。」
旬が小さくひらめいたように呟いた。
「・・・?」
私はモニターから目をはずして旬を見るために振り返った。
そして旬は私の目を見た。
・・・?
私は首を傾げるしかできなかった。
「・・・間に合わなかったらごめん。
そしたらフツーに出てて。
俺行ってくる。」
そう言った。
・・・と思ったら走り出した。
・・・はい?
今、なんて?
間に合わなかったらって何!?
旬今からどこ行く気・・・!?
ちょっと待って・・・!
そう言おうとした時には旬は舞台裏を出てしまっていた。
私は一人ワタワタしていた。
え、どうしよう。
正確にはあと何番だ?
1、2・・・
6番か。
そういえば旬の言い付け破っちゃった・・・。
残り3番くらいになったら着替えろ、って言われてたのにな。
・・・そんなことより・・・!
旬の言葉からして忘れ物したみたいな感じだったよね・・・?
何忘れた?
アクセサリーはすべてつけているし、
靴も平気・・・。
足りない物はないと思うんだけど・・・。
私はまた首を傾げた。
そんなことしてる間にあと5番に。
ああ、もう・・・!
旬急げー・・・!
私はそう念じるばかりだった。
_________
「咲田さーん、そろそろこっち来てもらえますか?」
係員の方から私に向かって声がかかった。
「は、はい・・・」
私は不安ながらもそう言って足を進めた。
・・・どうしよう。
旬が帰ってくる気配はまるでない。
私の出番は今歩いている人の次の次。
ああ、今歩いてる人も折り返しちゃった・・・。
旬・・・、
旬には見てて欲しいよ・・・。
私はギュッと目をつぶった。
そうしている内にモデルさんが戻って来て次の人が歩き出してしまった。
・・・ああ、もう間に合わない・・・。
私はうなだれた。