逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
その時だ。
俯いた私に見えた。
あの見慣れたスニーカー。
・・・!
私はすぐに顔を上げた。
そこには息を切らした旬。
「・・・はぁ・・・」
私はほっと胸を撫で下ろした。
そして肩で息をする旬が歩いて来るのを待った。
「・・・ごめん」
旬は私の目の前に立つなりそう言った。
「・・・もう、どこいってたの?」
疑問はそこだった。
どうでもいいことだったら・・・、
私、旬に肋パンチをかましてやりたい。
私は拳をあたためていた。
____バサッ。
そんな、紙か何かがこすれるような音が耳に入った。
・・・?
旬は私に手を伸ばし、何かを差し出してる。
私はその何かを見た。
・・・え?
私は首を捻った。
・・・花・・・?
私は訳もわからないままに受け取った。
「・・・ブーケ」
旬は花を見て、私を見て言った。
「・・・ブーケ・・・?」
私は旬の言葉をそのままおうむ返しに言った。
すっごく、キレイ。
・・・可愛い・・・。
「ウエディングドレスにはやっぱブーケだろ。」
旬は息を整えつつ言った。
いや、まあ・・・そうだけど・・・。
「・・・どうしたの、これ。」
私達の学校の付近に花屋なんてなかったはずだし、
これは造花ではない。
どうやって手に入れたの・・・?
「・・・ほら、今店出てるだろ?文化祭みたいに。
そこに花飾りつくる店があってさ。
無理言ったら作ってくれた。」
旬は冷静に言った。
ああ・・・、そんな店・・・あったようななかったような・・・?
でも、すごい嬉しいな。
・・・すごいくさいけど、
好きな男の子から花貰うなんてちょっとキュンとくるし。
殴るとか考えて、本当にごめん。
私は心の中で大きく頭を下げた。
「その花、どうにしてもいいから。
歩いてる時に捨ててもいい。」
す、捨てる・・・?
「それはできないよ・・・!」
せっかく旬から貰った大事な花束だもん。
大事にしたい。
もし捨てるとしてもいい捨て方をしたいし。
私は一人、どうしようかな、なんて考えていた。