逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
私は柔らかな笑みをつくる。
ううん、つくったんじゃない。
無意識に生まれた笑顔だ。
そして私はゆっくりと一回転した。
そしてまた正面を向いて。
笑う。極上な笑みを、ふりまく。
「・・・あ」
私はステージ上で小さく呟いた。
そうだ、いいこと思いついちゃった・・・。
私はブーケに視線を落とす。
やっぱり旬から貰ったものであるし、
大事にしたいけど・・・。
まあ、枯れちゃうしね・・・。
盛り上げるために、ね。
私はブーケを掲げた。
そして私は叫ぶ。
「・・・私の次に幸せになるのは誰かなー・・・!」
私は後ろを向いてブーケを思い切り投げた。
誰か取ってよ・・・!
私はそう念じながら。
振り向くとブーケをキャッチしている瞬間が見えた。
「・・・」
私はほんの一瞬固まる。
うわ、キャッチした人・・・、
修なのか・・・。
私はなんとも大きな穴が心に開いた。
女子じゃないのね・・・と。
そしてまあ、私は手をふってからまた普通に歩き出した。
・・・ああ、もう・・・。
終わっちゃう・・・。
終わってほしくないよ・・・。
でも止まっちゃいけない。
私は唇を噛み締めながら最後まで歩ききった。
そしてまた最後、笑ってステージから身をひいた。
「・・・」
私は舞台袖に立ちすくんだ。
私は息を吐き出した。
「・・・本当に、もう・・・最後だった・・・」
旬が徐々に近づいてきた。
私は何だか鼻の奥がツンとする。
その瞬間に、
割れるような拍手が聞こえた。
・・・へ?
私は頭がうたれたような衝撃をうけた。
私はモニターを確認する。
旬も私と同じくそうしている。
私はその映像を見て開いた口が塞がらなくなった。
「・・・スタンディング・・・オーベーション・・・?」
・・・それは私がはじめてみる光景だった。
自分達に向けられている、
あの、立ちながらの拍手は・・・。
私は口を押さえた。
すると旬が私をガバッときつく抱きしめてきた。