逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
「・・・うれしいです。
・・・けど、ま・・・なんつーか。
俺は前に好きだった子、
を完全に吹っ切れたわけじゃない・・・んだよ。」
手探りに言葉を探していくかのように発言する修。
え・・・そうなんだ・・・。
私は少しチクリとした。
「・・・そんな気持ちで羽美と付き合おうって、
どうかと思うんだけど・・・。
俺は羽美といて楽しいし、
なんつーかね・・・、
俺が俺らしくいれる感じがするんだ・・・よな?
・・・そんな感じなんだけど・・・、
こんな俺でもいいですか?」
・・・数秒の沈黙。
きゃああああっ、
・・・からの歓声。
私は口元を押さえた。
羽美は強張った表情が緩んでいっている。
そしてまた羽美は自分の口元にマイクをよせた。
「・・・もちろん・・・です!
ていうか、私が美里のこと忘れさせるー!」
羽美は修に抱き着いた。
またきゃああああと会場が湧いた。
「ばっか!
お前名前言うなよ!」
修は羽美を受け止めつつもそう羽美の頭を軽く叩いた。
「えー、嘘!
ごめんねー!」
羽美はあっけらかんとしていた。
フラッシュが眩しいくらいに二人に浴びせられている。
・・・明日の特集&号外はあの二人で決定ね。
私はそう二人を見ながら笑ってた。
「よかった・・・」
「な、よかった。」
私の独り言に旬は返してくれた。
けどなんだかボーッとする。
羽美達の幸せオーラのせいだな・・・。
「・・・なんか闘争心沸いて来た。」
旬がボソっと呟いた。
「え?」
私はよく聞き取れず旬を見上げた。
「なんか、あの二人よりも俺らのほうが仲良いぜって。」
そう言って旬は私の手をギュッと握りしめてきた。
「・・・」
私は黙り込んでしまった。
なんだか、返す言葉がわからなくて。
「・・・今なら見られねーよ。
皆修達を見てる。」
そう言って微笑まれた。
・・・うん、
私は小さく頷いた。
人前で手を繋ぐのも少し抵抗ある私だけど・・・、
なんだか周りに見られないかなって、
ハラハラするのも少し楽しいなー・・・
と感じながら、
私は旬の左手の体温を感じていた。