逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
「じゃあ衣装チェンジしてもらいまーす!
前へ!」
・・・は?
私は旬と顔を見合わせた。
衣装、チェンジ・・・?
なにそれ。
頭にポンポンクエスチョンマークが浮かんだ。
「早く来てくださーい!」
え、そんなこと言われましても・・・。
そんな風に躊躇っていると、
喋ったこともないただの顔見知りレベルの人達に腕を引かれた。
「え、ちょ・・・!」
女の子なのに力強いな・・・!
パッと振り返ると旬も男にグイグイと引かれている。
「な、何する気ですか・・・!?」
「衣装チェンジですよー」
「いや、具体的に・・・!」
必死に声を上げたものの、完全スルー。
・・・そんな内にやってきた、
控え室。
「これに着替えてください」
チャン、と効果音が似合うように出された服。
え。
私は止まった。
これって・・・。
「私達のドレスですよね、これ。」
「そうです!」
「いや、そんな悪びれもなく言わないでください!
どこから手に入れたんですか!」
確か私達は校内の作業室しっかり鍵をしめて保管していたハズだ。
「・・・それはまあ、斯く斯く然々・・・」
「濁さないでください・・・!」
私が前のめりになりながらも訴えているというのに、
涼しい顔して腕時計をチラリと見る女の子。
「・・・あー、時間ないので、早くお願いします。
私が無理矢理着替えさせてもいいんですよ?」
と、まあ恐ろしいことを平然と言った。
「いやいや、自分でやります」
「じゃあ2分で。観客が待ってますので。」
そう言って女の子は後ろを向いた。
・・・仕方ないな。
私は腹をくくった。
そして服を脱いでドレスを着込む。
女の子にファスナーをしめてもらい、
歩かされて来たのはステージ脇。
上手に私、
下手には旬がいる。
旬の格好はよく見えないけど、
顔は不機嫌そうだから着替えさせられたんだろうな・・・。
「・・・それでは準備が整ったようです!
どうぞ!」
司会者の声が響いた。
「出てください!」
大きい声で指示されて、
私は少し怯んで前へ出てしまった。