逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
次の日、
私達はいつも通り、いつものように登校した。
そこにはやはりこの時期ならでは(?)のアレがあった。
「きゃああああ!」
「来たぁぁああ!」
「旬さーん!」
「美里ちゃーん!」
「修くーん!」
「郁斗ぉー!」
「要路くん・・・!」
アレ、とはまあ、
恒例の出待ちだ。
郁斗は調子よく返事をしてかい潜っていたが、
私にとってはほんと、
私より辛うじて背の高い男性にかこまれるわけだから呼吸がしづらい。
あ、でも今日は女の子もいるー・・・!
ファン様かな・・・、
なんてちょっとテンション上がった。
私が頑張っていたら、旬が「すいません、そろそろ授業なんで」
と軽く吐くように言って私の腕を引いて助けてくれたので、
さらに私のテンションは上がった。
旬、かっこいいし、
ほんと男って感じ・・・。
私の腕を引いてる手を辿るように視線を上に向けていけば、
血管の浮き出てる筋がよく見えて。
ああ・・・なんか、どうしよう・・・。
私の顔は相当真っ赤だったと思う。
それからそれぞれの教室に分かれた。
別れ際に、
「・・・ファンだとしてもあんま俺以外の男に愛想よくすんなよ。
最低限でいい、笑顔は。」
と、言われた。
・・・嫉妬?
と私はそれを言われてから数秒固まってしまった。
・・・嬉しい・・・。
フワフワフワーと私の足が宙に浮いているような感覚に陥った。
まさか、まさか・・・、
旬ってヤキモチやくんだ・・・!
意外、意外・・・!
私はそれから教室に着くまでにやけがとまらなかった。
教室に着いたら、羽美とも挨拶を交わす。
先生から聞いたが、
今日からは卒業式の練習が始まる。
合唱、入場体形、言葉・・・。
と、まあ。
本当に、終わってしまうんだなー、って実感した。
別れの言葉的な奴は、
私と要路。
毎年男女一人ずつだ。
先生方は旬か要路で迷ったらしいが、
旬はそういう最後まとめて終わり、
みたいなキッチリカッチリできるキャラではないと却下されたそうだ。