逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
「お願いします。」
そんな風に頭を下げてカメラの前に立った。
・・・あの子には・・・、
篠原羽美には負けたくない・・・!
私はそうしてポーズをとる。
大人っぽい表情をとり、
たまには無邪気に笑ってみたりする。
「おお。今日もいいねぇ」
「いや、いつもよりもいいな。」
「さすが不動の一位!」
先生に褒められてさらにテンションが上がる。
あの子に負けないように、
私だって精一杯に服を際立たせる。
「はい、オッケー」
すぐにそんな時間は終わってしまった。
「ありがとうございました」
頭をペコッと下げて、
カメラの前を退いた。
どうだったかな・・・。
どんな風に写ってたかみたい。
いつもはそんな風に感じないのに。
いつも、まぁ大丈夫かな、
くらいで自分の写真なんて見ていなかった。
なんだろ、
自分がどんどん他のものになっていくみたいだ。
変な感覚。
気持ち悪い感覚なのか、
いい感覚なのかもわからない。
私は水を一口、口に含んだ。
そしてコト、
とペットボトルを机に置いた時。
「わぁ!」
肩を思い切り叩かれた。
心臓が激しく跳ね飛んだ。
「うきゃぁっ!」
不意にそんな大きな声を出してしまった。
スタジオに私の声が響き渡ってしまった。
バッとこっちに視線があつまる。
う・・・。
すみません。
私は軽く頭を下げた。
・・・誰、いきなり。
私は少し不機嫌に振り向いた。
すると、
「美里もう最高!超カッコイイ!更に尊敬しちゃうよ!」
きゃあきゃあと興奮気味の篠原羽美がいた。
・・・何なんだ、この子。
今軽く注目浴びたよ?
それに私は今、
心の中が何かよくわからない感情が渦巻いているのに。
無邪気・・・。
悪く言えば無神経・・・。
「あの表情よかったなー!
足クロスして、
目がキリッとして、
口をちょっと尖らせてるやつ!」
一人で思い出すかのように天井の辺りを見ている。
あれだな、
興奮すると周りが見えない一直線なタイプ。