逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
「・・・篠原さん、すごかったよ」
私は無意識に近い感覚で、
そうポロッと零した。
「え?」
篠原羽実は私に目線をあわせてくる。
キラキラさせた、そんな感じ。
新しいおもちゃを与えられた、
子供みたいな表情。
「篠原さんの動きもすごかった。
躍動感っていうか、
あの、片足あげて、腰に手あてて、
目がなくなるくらい笑う表情とか・・・、
さすがだなって。」
私は自分の思うがままに、
そう全て言い切ってしまった。
すると目の前の篠原羽美が急に抱き着いてきた。
「のわっ」
思わずまた変な声が飛び出した。
「・・・もう美里大好き!
最高!
まじ美里みたいな子好き!
自分の意見ちゃんと持ってるし・・・」
そう言うと私からはなれて、
私の隣の席に座ってきた。
「あのポージングは、すごい研究してた奴なの!
やっぱ分かる人には分かるんだよね!」
「あー、研究してたやつなんだ。
やっぱりあの動きにはおおってなったよ。
何か自分もいつもより頑張らなきゃって思ったし。」
「私も美里の見てやばかった!
やっぱ三年近くしっかり勉強してた人は違うなって。
自分はまだまだ未熟っていうか、
勉強不足っていうか・・・。」
「でも15歳の時からやってるんでしょ?
羨ましいよ。私も読モ応募すればよかった。」
「いや、美里がこっち来たら大騒ぎになるからダメ!
すぐ特集、特集、表紙、表紙!
って感じになる・・・!」
「そうかな・・・、
そんなことないよ。篠原さんだからできた・・・。」
「ちょっと、羽美で!」
「じゃ、羽美で。」
そうして二人でかなり笑った。
スタジオに私達の笑い声が響くくらい。
先生には怒られたけど。
・・・あれ?
なんだろう。
すごい楽しい。
・・・こんなにモデルのことの勉強で話が弾むのって、
羽美だけだ。
どうしよう、羽美と話す時はテンション上がっちゃう。
口が止まらなくなる。
すごい。
私達は1時間もかからずにクラスメイトを通り越し、
友達になり、
それをまた越えるような関係に近くなっていた。
お互い、高め合い、
お互い、自分を見つめ直す、
そういう関係かな、と直感的に思う。
羽実は、ライバルで、理解者・・・そんな存在になる、
私は出会って数時間、
最初印象は最悪、
けど、
それとは裏腹に最高に気が合う子だな、
そう思った。