逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
カフェテリアに着くと、やはり人がごった返していた。
「うえー、人多いー」
羽美が顔を歪めた。
「いつもこんな感じだよ。」
私は、
ショッピングセンターのフードコートばりに、
混んだいつもの光景を見て苦笑いをした。
私達は席を探していく。
「え、
あの子篠原羽美じゃない!?」
「今日転入してきたんだって。」
「マジ!?」
「昨日の校門に居たのって篠原羽美だったんじゃね!?」
「あぁ・・・!」
「咲田美里と篠原羽美・・・。
超絵になってる・・・!」
「眩しいくらいだね・・・」
ザワザワと私達が通る度に騒がれる。
まあ、
この騒ぎを起こしているのは私の隣を歩く、
篠原羽美なんだが。
「あー、ほんと席ないー」
羽美はそんな事を全く気にせず、
口を尖らせてる辺りを見渡している。
そんな時だ。
「美里。」
後ろから私を呼ぶ声がした。
「?」
私はそれに気づいて振り向いた。
私は瞳に飛び込んできた人に少し驚いた。
ドキン、
胸がビクンと跳ねる。
・・・旬だ。
私しかその声に気づかなかったのか、
羽美はずっとキョロキョロしている。
「今いつものメンバーで食ってるんだけど。
お前の席もとってやってある。」
私旬はどんどん話を進める。
「旬、ちょっと待って。」
私は両手でストップをあらわす。
「羽美!」
体は旬に向けたまま、
先に歩んで行ってしまう羽美を呼ぶ。
羽美はピタッととまって振り向く。
私が近くにいないことに驚いたのかすぐに走ってきた。
「美里・・・いきなりどこいくのよー」
「どっか消えたのは羽美だよ。」
的確なツッコミをいれつつ、
私は旬と羽美を交互に見た。
旬は“誰コイツ" みたいな目で見ている。
羽美は旬が何故か見えてないみたいだ。
席をまだ探して遠くを見ている。
「ちょ、羽美。
ごめんね、旬。」
私は少し旬に断りをいれる。
「いや、気にすんな」
旬は少々呆れた様子だ。
「羽美、聞いて?」
「ん?」
羽美はやっとこちらを見た。