逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
「おおっ!美里久しぶり!」
修が豚骨ラーメンを食べる箸をとめて私に片手をあげる。
「朝会ったけど」
私がそう厳しくツッコミをいれると、
ありゃー、そうだっけ?
なんて後ろの髪を掻いている。
「馬鹿だろ」
郁斗がそう言って修を指してケタケタ笑っている。
そしていつもの小学生みたいな言い合いが始まった。
私ははぁ、
と一つため息をつき、
席に座った。
「・・・ところでその方は?」
落ち着いたところで要路がそう尋ねてきた。
目は羽美に向いているから、
羽美の事であろう。
私が羽美の方を見る。
自己紹介して、そんな目線を送る。
そんな私の目線にたじろぎながらも口を開く羽美。
「えーと・・・、篠原羽美です。
18歳。
一応三年の美里のクラスに転入してきました。」
羽美はかたい感じにそう言った。
「じゃあ美里の友達・・・って感じ?」
いつの間にか言い合いをやめた郁斗が言う。
「うん。」
「はい」
羽美と声が揃った。
「って・・・。
君、読モの羽美ちゃん?」
郁斗がハッとしたように身を乗り出してきた。
「なに、お前知ってんの?」
修は豚骨ラーメンを食べ進めながら言う。
「知ってるも何も有名じゃん。
うわー、
こんな可愛い子と出会えるなんてマジで光栄。
俺、谷崎郁斗。郁斗でいいから。
よろしくッ」
キラーン、
そんな効果音が出てきそうなくらいな笑みを見せる郁斗。
チャラ崎チャラ斗降臨。
そういえば、
以前郁斗が羽美の出ている雑誌を見ていたな。
メイクの最先端の情報が結構入っていて、
勉強になるのだとか。
「あ、よろしくお願いします。」
羽美は少々引き気味に、
そう愛想笑いをしながら言う。
「敬語じゃなくていいぜ?」
ハハッとまた郁斗は笑う。
「あ、俺は飯島修な。
ヘアメイク科、呼び捨てでいいから。」
豚骨ラーメンをゴクンと飲み込んだ修はそう言った。
それから要路も自己紹介をして、
私達はお弁当を広げた。
羽美は私の隣に座り、修の迎に座っている。
「うわー、髪質いいじゃん!」
修が羽美の髪をジーッと眺めている。
「ありがとうございます。」
「それ自毛じゃないだろ?」
「染めてます。」
「超髪のケアしてるっしょ!
染めててこんなにスゲーの努力してる結果だよなー」
「あ、わかります!?
すごいすぐ荒れちゃうんですよー!」
「敬語つかうなって!
トリートメント何つかってんの?」
「えーとね・・・!」
羽美が隣でテンションが上昇している。
修と楽しそうに話していてかなり気が合うみたいだ。