逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
それから羽美はソワソワ時計を見ては顔を曇らせ、
貧乏揺すりなんてしてみたり、
その姿がすごく可愛らしく見えた。
私はその間にテキトーにフォルダの整理をしていた。
しばらくたつと、
羽美にガシッと腕を引き上げられた。
思わずケータイを落としそうになる。
「15分になった!」
ビシッ、
そんな効果音が飛び出してきそうな勢いで、
時計を指差す。
私もケータイで時刻を確認。
「ほんとだ。」
私がボソッと呟くと、
「よし行こう!」
なんてズンズン歩き出す。
私はつんのめりそうになりながらも着いていく。
危ない、
コケるところだった。
私はふうっと息を吐いて、
羽美の横まで追い付いた。
スタジオに着くと、
先生が腕を組みながら待ち構えていた。
「あら、随分早いのね。
偉いわ、10分前行動ね。」
花や音符でも飛ばしているかのような雰囲気をかもしだす先生。
私は笑みを返して、
羽美は弾んだ声で返事をする。
「じゃあ衣装用意してあるから着替えてもらえる?
着替えたら髪もセットしてもらって?
まだカメラの準備とかできてないからゆっくりでいいわよ。」
私達は先生の指示に従い、
着替えを始めた。
やはり学校のパンフレットの表紙とあって、
服は普段着のような感じではない、
何かきらびやかな感じだ。
私はパンツスタイル。
羽美はスカートで可愛い。
鏡の前まで行くと、
ヘアーメイク科とメイク科の先生が準備していて、
私達は挨拶をして身なりを整えてもらった。
私の髪はストレートのまま。
前髪だけ少しアレンジをしてもらったのみ。
羽美は軽くワックスで髪を跳ねさせてボリュームがある。
メイクもバッチリだ。
さすが先生。
「羽美可愛いー」
完成形をみて思わず私は唸ってしまった。
「美里カッコいい!」
キャッキャッと羽美ははしゃぐ。
そんな中カメラの前までやってきて撮りはじめる。
パンフレットなんだから、
いつもより気を張り詰めて。
羽美は友達だけど、ライバルなんだ。
いつ、
私が一位じゃなくなるかなんてわからない。
私を見て、
私を撮って・・・!
私はそんな気持ちをビシビシ伝えてポーズを決めていく。