逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜




「お、いいねー」




カメラマンさんが口角をクイッとあげて笑った。




そう言われて、


思わずフフッと羽美と顔を見合わせて笑ってしまった。




結果、


表紙に選ばれた写真は二人で片手を顔に添えて写ってる写真だった。




撮影が終わって羽実と別れてアトリエに向かった。




アトリエでは型をとる作業が終わって、



明日から縫い合わせる作業をするんだとか。




もう作業が終わってたので、

私は何もせず帰った。






家に帰ってケータイを見れば、

思わず驚愕して、

目を見開いてしまった。




LINEの件数がすごい。




詳しく見てみれば羽実と修だけのやりとりだった。





本当にあの二人は仲良くなってしまったみたいだ。




私は呆れてふはっ、


と笑ってしまった。




次の日、

旬からは「お前ら二人で話すする時はLINE使うな



つーかLINEなら二人でグループつくれよ」




と軽く怒られていた。




そう言われて二人は反省した様子だった。







――――数日後




いつもの朝。




なのに迎えに来るはずの4人が・・・、




3人だった。




「あれ?」




修がいないのだ。




「修は?」




私は要路に尋ねた。




「早く学校に行かなきゃいけない約束があるらしいよ。」




ふんわり優しい微笑みを浮かべながらそう言った。




「うるせー奴がいなくてラッキーじゃねぇか。




今日は俺達イチャつき放題だなー?」




チュ、




郁斗がそんなわざとらしいリップ音をたて、



頬にキスしてそう言った。




・・・!




慣れている、慣れているんだけど・・・。




旬には見られたくなかった・・・!




私はゴシゴシ袖で頬を拭き取った。




「うわー、美里ひでぇっ!」




ケラケラ笑って私に肩を回そうと腕を伸ばす。




私が避けようと身構えた時だった。




グイッ、




郁斗がいない方向であるのに肩を引かれた。




・・・あれ?




私はそっちを見ると、

そこには旬がいた。




キュン、




そんな風に胸の奥が鳴いた。




旬が、肩を抱いてくれてる。




「美里に触んなよ。」




郁斗にキリッと吐き捨てるように言った。




私は咄嗟に俯いた。




・・・にやける。




・・・助けてくれた。




ドンドン好きになる。




旬が好きになる。




とまんない、とまんない。




すぐに私の肩から手を離したけれど。




そして心臓は速いリズムで打ち付けられたまま、



私達は学校に向かった。


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