逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
学校に着くと、
相変わらずキャーキャーと甲高い声からの挨拶。
校舎に入ると、
立ち話をしている修と羽美が目に入った。
遠目からでもよくわかる、
二人はゲラゲラ笑いながら会話をしていて、
いかにも楽しいです、
って伝わって来る。
「おはよう」
二人に近付いてそう挨拶をする。
「あ、おはよー」
「おう、おはよ!」
「修、約束は羽美とだったんだね。」
要路がふんわり笑って言った。
「ああ。
前からカットモデルやらせてくれって頼んでて。
放課後だと羽美が撮影とかあるし。
早朝なら一日中この髪型でいられるしなっ!」
そう言うと修は羽実の髪を指差した。
本当、いつもと違う。
明らかにこっちの方が可愛い。
「わー、羽美可愛いね。」
私は羽美の背後にまわって髪型を見る。
「まじで今日はありがとなっ」
「いえいえこちらこそー!」
羽美達はまたお互いを見て笑い合っている。
そんなことをしていると、
授業の開始時間が迫って来ていた。
私達は別れて教室に向かう。
「・・・ヤバい」
羽美が教室の目の前、
唐突にそう言い、
手摺りの一部にガクッとよっかかった。
「・・・どうした・・・?」
私はいきなりの行動に唖然とした。
「ヤバい・・・ヤバいよ・・・!」
羽実は天井を仰いだ。
ふはー、と息を吐いている。
そしていきなり、
「修のことが好きっぽい。」
そんな言葉を呟いた。
私は少し拍子抜けした。
ヤバい、って、そんな事?
「私も好きだよ。
面白いし。
男女の友情ってあるんだなって感じ。」
私もその意見に同意した。
すると羽美が天井から視線を私に転じた。
「違う違ーう。恋の方だよー」
羽美はヘラッと言った。
あ、家の窓開けっ放しかも。
みたいなトーンで。
一瞬変な間をおいた。
そして、
「う、嘘・・・!?」
私は羽美の肩をガシッと掴んで大声をあげてしまった。
「・・・嘘じゃなーい」
私に肩を揺らされて、
首をガクガクさせながら羽美はそう言った。
「・・・マジか!」
「マジ。」
「なんで!?」
「喋ってたら・・・楽しーし・・・、
凄い、一緒にいるとドキドキするし・・・」
「それは紛れも無い恋という奴ですね・・・!」
「だから恋って言ってんじゃーん」