逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
「よくそんな事をヘラヘラどうでもいいみたいに言えるね・・・!」
「いやー、これでも驚いてるというかー・・・。
久々だなー。中学生以来だよー。恋」
またフニャっと笑う。
私はガクッと羽美の肩から自分の手をおとした。
すると本鈴が校内全体に響き渡った。
「げ・・・」
私は眉間にしわを寄せてしまった。
もっと問いただしたいのに・・・!
「行かなきゃー」
羽美はよっかかっていた、
手摺りから背中をはなして、
目の前の教室の扉をくぐった。
私もヤバい、
と急いでその背中に着いていく。
休み時間になったら質問攻めだ・・・!
そう心に決めて。
授業は羽実の事が気になり過ぎて集中できそうになかった。
実際ボーッとしてしまう所もあったし。
けど授業だけはちゃんとしなきゃ!
って神経を張り直して。
そんな繰り返し。
授業が終わるとすぐに羽美の元へ行った。
「で、
アピールしなきゃじゃん。
修は競争率ハンパないんだから。」
私は羽美の席の隣の椅子を少々拝借。
羽実は目を少し細めた。
「えー、やだよ。」
「どうして?」
「恥ずいじゃーん」
「そんなことないよ!」
私はバンと机を叩く。
羽実は全く怯まない。
「なによりさー、
自然体好きになってもらいたいじゃん?
私の素を好いてもらえないなら別に諦めるしー・・・」
羽美はそう、
語尾をのばして言う。
最近わかったことがある。
羽実はテンション低い時、
間延びしたような喋り方なんじゃなくて、
ファッション関連、
モデルの勉強についての話以外だったら、
全て間延びした喋り方なんだと。
「まぁそうだけど・・・」
「そんなことより」
羽美が私の言葉に被せてそう言った。
「美里は?好きな人いないのー?」
首をコテンと傾げて言う。
修にセットしてもらった髪がパサリと零れるみたいに揺れた。
「え」
私は面食らってしまった。
「あ、いるんだねー」
フフッと形勢逆転したみたいな不敵な笑みを浮かべた。
「誰?いつもいちゃついてるから郁斗?
それとも優男の要路?」
距離を縮めて言う。
「違うよ・・・。郁斗はいちゃついてるんじゃなくて、
ただからかってるだけ。
要路は誰にだって優しいでしょ」
「じゃあ旬か。」
私の顔を覗き込むようにそう言い放った。