逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
修に好きな人がいるか。
「ねぇ、旬」
私は投げかけるように名前を呼んだ。
「ん?」
「今話してもいい?」
「愚問。
いいに決まってんだろ。」
何気ぃ遣ってんだよ、
そう付け足した旬。
ちょっとドキリとした。
愚問、
てことは喋るな、
って事かと思ったから。
「修って好きな人いると思う?」
私は旬に顔を向けた。
旬の横顔がピクッと動いた気がした。
そしてグルリと顔をこちらにまわした。
瞳が合う。
真っ黒で・・・、
身体が奪われそうな、
そんな瞳。
そして口元はへの字に折れ曲がっていて、
眉はひそめられている。
え?不機嫌?
・・・何か、怒ってる?
え、どうして。
何か気に障るような事言った?
一語一句自分の言葉を辿るけれど、
そんな覚えはなかった。
「何、修が気になんの?」
口元をか細く開けたと思えば、
冷血な瞳と口調でそう投げてきた。
私はその冷たさに少し心臓が縮小する。
「違うよ」
私はそれでも冷静に答えた。
「じゃあ、何でだよ?」
片眉を吊り上げて言う。
どうしてこんなに不機嫌なの・・・。
ていうかどうやって理由つけよう。
羽美が修のこと好きだから、
なんて言ったら羽美がかわいそうだし。
羽美の名前を隠しても、
友達が修の事好きだから、
なんて言ったらズバリ羽美だと旬は当ててしまいそうだ。
適当に・・・、えーと・・・。
「修ってあんな変人だけどさー、
変人が好きになる子なんているのかなー、って。
いたらどんな子かなー、って思って。」
我ながら本当にテキトーに作った言い訳だと思う。
本当に苦し紛れだけど。
旬さんは、どうくるか。
私はグッと構える。
「本当にそんな理由か?」
無表情な旬。
ビクッと肩が揺れるのを押さえて頷いた。
すると旬は鼻で笑った。
「仕方ねぇ、そんな理由で通しといてやるよ。」
旬にまた少しの笑みが戻って私はホッと胸を撫で下ろした。