逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
その日はボーッと旬のことばかり考えてしまった。
何も喉を通っていかない。
不思議な感覚だった。
次の日、
いつも通りの朝。
決まった時間に起床して。
朝ごはんを食べて。
朝の番組の占いなんかチェックして。
そんな占いも真っ先に目に行くのは恋愛運のところだ。
そしてまたいつもと同じ時間。
ピンポーン・・・、
そんな風なチャイムの音。
ブーツに足を突っ込んで扉を開ける。
「おはよー」
「はよ」
「おはよう。」
「おう!」
「ぐっもーにーんぐ」
口を小さく開けて挨拶する旬。
朝から癒しの笑みを顔にのせる要路。
朝からテンションが高くて声が大きい修。
両手をブンブン振りながらテキトーに言う郁斗。
「いきますかー」
郁斗がまた私の腕をとって歩く。
はぁー・・・、
なんてこんなごときでため息なんてもったいない。
「いい加減にしろ!
それいくら注意したらなおんだよ!」
「やめる気なんてサラサラねーよ?
美里が好きだからな。」
フフンと余裕の笑み。
でたよ、私をからかって・・・。
そんなに私が面白いのか?
な、なな、
なんて修は顔を赤くしてるし。
「修、郁斗の言葉を真に受けない。」
スッと私は郁斗の腕から自分の腕を引き抜く。
「だ、だけどよ!
今好きとか・・・!」
必死に口を動かして私に訴えてくる修。
「だからー、
郁斗はからかってるだけ。
ていうか好きなんて言葉は色んな女の子に言ってるの。」
私はそう修をなだめるように言う。
「いや、けど・・・!」
修がまだ何か言おうとしたときだ。
「何ー?
俺は女に好きとか言ったことねーよ?
勝手に女が寄って来んの。」
また余裕をこいた笑みを浮かべる。
「何修くん焦っちゃってんのー?」
修をいじるようにそう繋げた。
「焦ってねーよ!」
ムキになる修。
「どーだかー」
ハハッと笑って要路は両手を後頭部に押さえ付けてフラフラ、
私達の数歩前を歩く。
まったく、
郁斗は。
女に好きと言ったことないなんて、
嘘。
修もいちいち本気にするんだから。
私は呆れつつも学校へと足を進めた。