逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
「好きだよ、お前のこと」
真っすぐな瞳で。
私の瞳を捕らえる。
唇は静かに動き。
キリッとした表情で。
言葉が、郁斗が言った言葉がわけわかんない。
す、き・・・?
頭がぐしゃぐしゃに掻き乱される。
嘘・・・、
嘘だぁ。
郁斗が、そんな・・・。
そんな訳ない。
いつもの冗談でしょ?
「う、嘘だーっ・・・!」
何とか口調を明るくして喋った。
冗談を真に受けてるみたいに思われたくないから。
それなのに・・・
「・・・嘘じゃねぇよ。
いい加減気付け。
どれだけ俺がアピってたと思ってんだよ・・・!?
毎日抱き寄せてたのも美里をからかってたんじゃねぇ。
・・・お前の気をひくためなんだよ・・・」
郁斗は更に私の心を乱すような事を言う。
最後の言葉は聞き取りづらかったけど、聞こえた。
郁斗の顔が赤い。
本気・・・なの?
マジで、ガチで、絶対・・・?
私は郁斗の目が見れなくなった。
バッと視線を逸らす。
その動作に一瞬の間もおかず・・・、
「こっち見ろよ・・・」
顔に郁斗の手が触れて顔を向かされる。
――――――バクバク・・・。
心臓が飛び出そうだ。
郁斗の切なげな表情とか・・・、
怖いって言うか・・・。
緊張するというか・・・。
とにかく心臓が焦る。
「女に好きとか言ったの、
美里が初めてだから。」
そう言って郁斗は唇を噛む。
「俺の気持ち、
わかってくれよ」
そう言って郁斗はダランと私の頬から手を放した。
―――――キーンコーンカーンコーン・・・。
それと同時に5時間目開始のチャイムが鳴り響いた。
郁斗はさっさと教室に向かって歩きだしたけど、
私はそれができなかった。
ズルズル壁に背中を預けて座り込む。
自分の顔を手で覆う。
「・・・嘘・・・。」