逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
カランコロン・・・と鈴の音がなるいつもと変わらぬ扉。
鼻をくすぐる木の香りが心地好い。
そしてコーヒー豆を煎る音が聞こえて。
視線を上げれば目には旬のお母さんが目に映る。
「こんにちは、美里ちゃん」
ニコッと美しい笑みを向けてくれる。
本当にいつ見ても綺麗な顔だ。
羨ましい・・・。本当に尊敬する。
母親だと言うのにも関わらず、この美貌。
「こんにちは。」
私も負けじと笑みを返す。
ここで張り合っても何もならないけど。
「今日は遅かったのね。
皆はもう来てるわよ」
カウンターの後ろのドアを指差す。
ふう・・・、よかった。
皆来てる・・・。
私はホッと胸を撫で下ろした。
「今日もお邪魔します。」
私は一言挨拶をし、ドアに近づく。
「いいのいいの・・・!
美里ちゃんが来てくれるのが私の楽しみなんだから。
本当、癒されてるのよ?」
フフッとお茶目な笑顔を見せる旬のお母さん。
「そんな・・・。ありがとうございます。」
私はそうペコペコ頭を下げる。
では、と切り返して私はアトリエのドアを開いた。
ドアを開くとまず、耳にミシンの音が入ってきた。
そしてその次にそれぞれの作業を進める4人が私の目に入る。
靴かなんかの細かい装飾を要路と郁斗がこなし、
旬と修はミシンを動かしている。
修がこっちに気づいてミシンを止めて片手を挙げた。
「おう、美里!」
修は真っ白い歯を満面に見せて笑う。
「今日は遅かったんだな。」
旬もミシンをとめて、伸びをしながら言う。
私はテーブルなどに自分の荷物を置きながら言葉を返す。
「ごめん、先生に呼ばれてて」
私は皆の方に目線を合わせず、鞄を漁っているフリをして嘘を着いた。