逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
そりゃ、意識する・・・。
自分に恋愛感情を持たれた“好き"
を伝えられたんだから。
しかも授業中の態度といい・・・。
もしかして・・・
ううん、やっぱり、
「からかったの?」
私は二回目だか三回目だか分からない言葉を吐き出した。
この声も、震えが止まらなかった。
私は今、変な顔をしていると思う。
本当に笑えない。
「はぁ?」
私がそう言った途端に郁斗は怒りのような表情を見せた。
そしてなんだか怒ったように付け加える。
「言っただろ。
お前のことは本気だって。」
真剣な表情で言われて。
いつもの軽い調子とまるで別人みたいで・・・。
そのギャップに焦る。
私は喉が固まったように声がだせなくなった。
何か言いたいのに、喉から先に言葉が出てこない。
「お前の気持ちは見えてる。」
何もかも、知っているような瞳。
「旬・・・だろ?」
口角をニヤリとあげて・・・、
言うと思ったのに。
違くて。
本当に真顔というか。
何か・・・嫌だ。
気付かれてる。
私の、想いは。
「じゃあどうして・・・」
やっと声が搾り出せた。
カスカスの声だけど。
すると郁斗はフハッと表情を緩めた。
いつもの軽い雰囲気の郁斗が帰ってきた。
え・・・。
コロコロと変化する郁斗の表情に私は着いていく事ができなかった。
「俺はさ、想いを受け取ってもらうとかよ、
スッキリフラれて忘れるために告ったわけじゃねぇよ?」
嘲笑うように言う。
「女ってのは心変わりがはえーんだぜ?
だから、お前の気持ち奪うの。」
そう言って右端の端正な唇を吊り上げた。
私は唖然としてしまった。
そんな考え、ある?
私にはなかった。
郁斗が嘲笑うように言った二項目くらいしか告白する理由が浮かばないからだ。
「だからー、
俺に意識向いてんなら嬉しいんだよね」
頬杖をついて柔らかく微笑んだ。
そうして私の額に軽く唇を落として去った。