逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
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数日後。
「うぇーいっ!」
そんなテンション高めの声が機内に響く。
離陸なう。
日本の大地から。
あの日から数日、私達の修学旅行が始まった。
あれからというもの、郁斗のスキンシップが過激さを増した。
今だって。
「おっ、雲が下にあるぜ?」
郁斗の声が右から聞こえて。
私の肩には郁斗の腕がまわっていて。
力が強くて抜け出せない。
「あの、放して。」
私はか細く気分を落とし気味に唸るように言い放つ。
「んー?
やーだ」
耳元で囁くような声で言われる。
空気を多く含んだ。
色っぽい声。
抜け出そうとすると更に引き寄せられる。
もう諦めようか。
「わーっ、すごーい。」
左からは羽美の声。
そこだけが救いというか。
私達の一つ先の列には目の前に旬。
郁斗の前に要路。
羽美の前に修だ。
シートベルト着用ランプがパチンと消えて、私は一息つく。
「ねー、美里ー。
トイレー」
「あなたは幼稚園生?」
「はいー?
意味わかんなー。」
「明らかに幼稚園生っぽい喋り方だなって。」
「なにそれー。
何かウケる。」
二人で小さくクスクス笑う。
「いや、ちょっとトイレ行こ?
話したい事があって。」
私を覗き込むように言う羽美。
え、
そう私は少し固まった。
何だ、その爆弾発言持ってますみたいな雰囲気。
私は気になってすぐにシートベルトを外して羽美と席を立った。
郁斗を力一杯に振りほどいてからね。