ピュアなんです。


「………それは…そのセリフはお客様にも?」
「ん、まあなぁ。やっぱり棗ちゃんは一筋縄じゃ行かないなぁ」
「私をターゲットにしないでください!まだガキですよ?」
「16って案外大人だぜ?結婚出来るしな」

ああ、確かに結婚出来る年だ。
それは法律上のお話であって、私の精神年齢は中学だ。
ましてや恋愛偏差値はきっと40切ってる。
デートもしたことないんだぞ。
でも豪さんの大人発言は犯罪の匂いがする。

「丸山さん、私大人ぽく見えますか…?」
「…24の俺からしたらまだまだ幼いな」
「化粧してる時の委員長は大人っぽいけどな。やっぱりスッピンの方が委員長ぽくて可愛い」
「褒めてもなんもあげないぞ」
なんだか今日はよく誉められる。
ここがホストだからか。
そもそもホストって意味がわからない。
ここに通う女性の意味がわからない。
…まあやっぱり、寂しい女性なのかな。
そんな風に扉の前で4人で談笑していた時だった。

「お前ら、こんなとこで何してるの?」

声がしたほうに振り返ると、金髪のお兄さんがいた。
豪さんとは違う色気がでている。
色気というかフェロモン。
小学生とかには見せちゃイケない感じ。

「リク…」

豪さんが呟く。

「…その女は、誰かの彼女?もしくは妹?」
「いや、俺のクラスメートです」
「ふーん」

リクって人が私に近づく。
そんなみんな!
鼻の穴が広がる!
上から下まで私をみると口を開けた。

「ふ、ガキだね。ここはお子様のくるとこじゃないよ」
「なっ!?」

鼻で笑われた。
この人顔がドSなんだけど。
私Mじゃない!



< 15 / 20 >

この作品をシェア

pagetop