ピュアなんです。
「えー!リクイケメン!!」
いえ、ただのドSです。
「豪ダンディー」
甘く見てると狩られますよ。
お客様はしばらくキャピキャピしていた。
「私はリクで!」
「私は豪にします」
始めから呼び捨てにするのは凄い。
「リクさんと豪さんですね。こちらにお名前とご住所等をご記入ください」
「くすっ」
お客様は名簿を受け取ると同時に笑った。
え?ヘマした?
「君、もしかして新入り?」
「え!?」
「へーそうなの?」
ぐい。
お客様が一歩近寄る。
名簿書いてください。
「え、えぇ。今日が初めてです」
「やっぱり!初々しいと思ってた!」
「確かにめっちゃ、若いね!ていうか幼い?」
「…はい…」
「君なら素敵なホストになれれよ!」
おっとぉー。
お客様の中では、将来ホスト希望の修行少年になってきたぞ。
苦笑いしながら話を流していたら、お客様が名簿を渡してきた。
「ではこちらへ」
お客様を席にご案内する。
…ホントにバレてないのか?
私は16にもなって、男と間違われるのか?
…女止めようかな。
「では少しお待ちください」
お客様を待たせてリクさんと豪さんを呼びに行く。
リクさんも忙しいんだなぁ。