あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
「…桜…」
爽也がボソッと言う。
桜?似合わなさすぎだろ!?
「誰こいつ、超イケメンじゃん?」
俺を見ながらそいつは言う
この女、かなり遠くから来てんな。この周辺に俺を知らねーやつはいねぇって。
爽也はめんどくさそうに
「あぁ、黒川勇輝。」
ちゃんと言えやボケ!
「どもッス。」
俺は軽く挨拶。
女は動かない…
「えぇ---!?黒川勇輝ってあの?」
へー知ってんだ。
「もっとゴツいやつかと…」
女は半信半疑っぽい。
「で!?」
爽也がイライラしながら 話す。
女はハッとして、
「わりぃ。例のアレ…準備出来たからよ、伝えにきたんだ。」
「やっとか…人数は?」
女はニヤリとして
「50人。」
と言う。なんだ、喧嘩か?
「そうか。」
爽也は満足そう…
話が読めて来ない。