あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】



「大丈夫だって。今日は勝って来るから」


「でも…心配だよ」


チュッ


爽也は奈美のほっぺにキスをした。


奈美の顔が赤くなる


「任せろよ?それに俺の女なら俺の事信じとけ」


「うん////」


甘々ー。


いや、人の事言えないんだけどね?


爽也はチュッと奈美のおでこにキスをして


「じゃあな」


って出て行った。


はい。カット、カット~

クサすぎますよ監督ー

え゛えっ!?映画じゃないの?
こんなにクサいのに!?


「爽くんほんとカッコいいー////」


はっ!!

奈美の言葉で心の叫びから 抜け出した。


「分からんわー」


「カッコいいよ!!百合の目がおかしいの」


あの、何があっても相手を最優先させる奈美が相手の目がおかしいって言うなんてっ!!


恋って凄い…。

実は、奈美の初恋らしいしね。



「今日の朝だってねー…」


「あっ……。」

奈美は黙る


ん?今日の朝?


「そーいえば今日の朝来るの2人揃ってギリギリだったらしいねー。何してたのー?」

奈美が焦り出す。

「べっ、別にー//」


「あっ、言えないんだ?やらしーっ!」


私はからかって言う

「やらしくないもんっ!!百合だって今日も朝ここにいたみたいじゃん?爽くんがイチャついてんのを見たって言ってたよ~」


奈美、得意顔。

ウッ、うまく話変えおって。

「あれ~、朝は学校にいたんだー」


「っ!!しまった!…なっなんにもないもんっ・・・」


奈美、めちゃおもろー



これ、いじりがいあるね 爽也楽しいだろーなー


私はニヤニヤ。


「もうっ…百合の馬鹿っ//」


わ~怒ってんの可愛いー
奈美の天然さハンパないわ。









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