東京+ラブクラフト














「 ――… いやぁああああああっ!! 」





悲鳴でフトンから跳び起きた



「 ――― ミコさんっ?! 」





寝起き
まだ半分意識が飛んでる

それでも私は、声のする方
食堂のドアを思いきり開いた





「 … っちょっ

見て ヒドおぉおいッ!!
ケーキがぁ、無くなってるぅう…ッ!!」



「  え……… 」



「 ケーキだよぉ!!
私スッゴい、楽しみにしてたのにぃ〜〜 」





冷蔵庫の前にしゃがんで
泣き崩れるミコさん…

私もその場に崩れた







「 …び… びっくりした… 」







「 マジひどいよな〜 誰だよ食った奴〜 」



「 ホント、ヒッデ〜よな〜 」




「 口にクリームつけてるヤツらに言われても
なんの説得力もナイからそれ〜〜! 」





食堂は 爆笑の渦

ここに来て初めて
そんな笑いを聞いたかもしれない



「 ま、"おごり"だし、弱肉強食
しかたないな 」



「 …ホンットに気遣いナイヤツらばっか…

アンタだって食べてないでしょ?! 」



「 あ…
私は朝、予知してたヒトいたんで…
先に美味しくいただきました… 」



「 ぅわあああああんっ!! 」





「 あれ…


―― ミコさんミコさんっ!!
こっちの箱に、一個残ってます!! 」



「 …ッええええっ?! 」






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