やっぱり、好きだ。
 
 「気を遣ってる自覚なく気が遣えるとことか、ツッコミ好きのくせツッコミ甘いとことか・・・なんか雰囲気が」

 「なんとなく分かるかも。姉弟みたい」

  青山先生に桜井先生が共感していた。

 ・・・姉弟かぁ。

  誰の目から見ても、そうとしか見えなかったんだろうな・・・。

  「安田が弟だったら、サヤさんの事だから意気揚々と周りに自慢して歩いてただろうよ」

  俺が少し暗い顔をしてしまった事に気付いた朝倉先生が、そっけなく俺をフォローした。

 変に喜ばせようとしなくていいのに。朝倉先生、いいヤツめ。

 「そうかも。聞かれてもないのに、そんな話もしてないのに突然弟の話しだしそう」

 サヤ子センセがケラケラ笑う。

 「するな。絶対するわ。なんか、そんなサヤ子、目に浮かぶ」

 青山先生も一緒になって笑った。

 「・・・俺なんか、自慢になる??」

 兄弟に欲しいのなんて、普通に青山先生の方でしょ。
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