Oursecret
「───ねぇ、その力って?」


言葉の中に現実じゃありえない言葉があった。


「まぁ…んー簡単に言えば…魔法ってとこかなぁ」


私は驚いた。少し声を荒げて言った。


「えっ魔法?!」


慌てて海斗は修正する。

「いやホントはそんなに大袈裟なもんじゃないんだけど…」


私は声を張った。

「大袈裟なことだよ。魔法なんだから。」

「そうかなぁ。」

海斗は少し照れていた。私はその気分に高められて笑顔になった。


「そうだよそうだよ!」



私達はいつの間にか仲良くなっていた。その証拠に2人とも笑顔になっていた。



「あっでさその力あたしの考えてることわかるの?」


私は身を乗り出して聞いた。

「分からないよ。」


「じゃあどうして予知夢のこと知ってるの?」


海斗はその力を貰った人にヒントとして"夢"という言葉を貰っていたのだという。そしてずっと考えていたあげく予知夢にたどり着いた。



「そういうわけだ。」


「うーん…」




私はしばらく考え込んだ。



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