黒縁メガネ男子に恋してる
「ごめんね、のぞき見するようなことして」
「ううん、そんなこと!
綾華ちゃんが来てくれたとき、びっくりして心臓が止まるかと思ったけど、でも、すごくほっとしたの。
ありがとね……」
真喜子は、切なそうに、ほんのり微笑んだ。
でも、それっきり、うつむいて、黙ってしまう。
万引きしようとしたこと、ものすごく後悔してるんだと思う。
ひびきたちに、ムリヤリやらされたんだろうけど、
でも、真喜子は優しい子だから、たぶん必要以上に自分を責めてる。
あたしは、真喜子をこれ以上傷つけないように、そっと声をかけた。
「ねぇ、真喜子、もう、ひびきたちとつるむのやめなよ。
あたしとか菜々美と一緒にいようよ、ね?」