黒縁メガネ男子に恋してる
すると、真喜子の目から、ぽたりと、大粒の涙がこぼれ落ちた。
「ごめんね、綾華ちゃん」
ひっくひっくと、ポロポロ涙をこぼしながら、真喜子はあたしに何度も謝ってくる。
「ごめんね、私、いつも迷惑ばっかりかけて……」
「真喜子……。そんなことないよ。
迷惑だなんて、そんなふうに思ったこと、一度もないから!」
あたしは、膝の上にそろえられた真喜子の両手を、上からぎゅっと握った。
すると真喜子は、涙にぬれた顔を、少しだけ持ち上げる。
「綾華ちゃん……、私、バカだった。
ひびきたちとつるんだって、私は私なのにね」
そう言って、自分をあざけるように微笑み、ハンカチを出して涙をぬぐう。
真喜子は、ポツリポツリ、話してくれた。