黒縁メガネ男子に恋してる

「私ね、綾華ちゃんにずっと憧れてたの」


「あたしに?」


そんな話、初めて聞く。


目を丸くしてると、真喜子は照れくさそうに笑った。


「笑っちゃうでしょ、私なんて、綾華ちゃんとは正反対なのにね」


「いや、そんなこと……」


「ううん、自分でもわかってるの。
デブで、ブスで、地味な私なんか、逆立ちしたって、綾華ちゃんみたいにはなれないって。
でも、高校デビューしたかったんだ、私」


「高校デビュー?」


「うん。
高校入ったら、メイクして、髪も巻いて、中学の頃の綾華ちゃんみたいになろうって思ってたの」


「そうだったんだ……」

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