黒縁メガネ男子に恋してる
「それで、かわいくて、クラスでも一目置かれるような子たちのグループに入って、楽しい高校生活を送りたかったの」
「それで、ひびきたちのグループに?」
「うん。
オリエンテーリングでひびきと同じ班になったとき、思いきって、ひびきに頼んだの。
私も仲間に入れてって。
ひびき、最初は『えっ?』って感じだったんだけど、すぐに『いいよ』って言ってくれて」
「うん」
「でも、ひびきが仲間の子たちに、私も仲間に入れるって言ったら、いい顔しない子もいて。
だけど、ひびきがその子になにかささやいたら、その子もニヤニヤしながら、いいよって。
たぶん、パシリにする、とか、そういうことを言ったんだと思う」
「真喜子、それ知ってて仲間になったの?」
「ううん、そのときは、はっきりそう聞いたわけじゃなかったから」
「そっか……」