モテヤンキーにコクられて
「だけど特にコクられたりはしてないんじゃないかなー……ホラ、うまくいかなかったとき、同じ部活内でそんなの気まずいし……」



「そ……そーだよね。フられたとき、どうしたらいいかわかんないもんね?」



なぜか女子がフられる設定。



そしてあたしも……フられる?



イヤイヤイヤ、マイナスなことは考えないでおこう。



「体育祭のとき、柴田先輩活躍するよ~」



サナがウフフと笑う。



「そうだよね、トランペットの音って目立つし……」



「うん、それもあるけど。柴田先輩って、めちゃくちゃ足速いの。でもって、体力あるし、長距離とかも余裕で走れるみたい。

最初に部活に入ったときにね、一緒にランニングしてくれたんだよ?

でもって、腹筋とかも一緒にやってくれて~」



「えーっ、うらやましい!!」




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