モテヤンキーにコクられて
目をつぶってブルブルと顔を横に振るも、柴田先輩はあたしがそうするのを見ても笑ってるだけ。



そして、さっきから握ってる手を緩める気配はない。



「……たまには、かわいい美桜も見たい」



「しっ、失礼な! あたしがかわいくないみたいな……イヤイヤ、かわいくないけどっ」



「ちょっとは大人しくしろって。なんなら、強引に黙らせんぞ?」



柴田先輩はイタズラっぽい笑みを見せて、あたしの体を急に引きよせた。



キャーッ!!



体がっ、体が密着してる!!



柴田先輩の胸に、あたしの体がすっぽりとおさまった。



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