LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
「右が成美ちゃんで、左が、僕の亡くなった妻の歩美です」



「あらぁ…2人とも美人ね。
海斗と付き合ってて良いのかしらねー…」



…どういう意味だ。

彼女を褒めて、自分の息子を軽く貶すのか。

まぁ、父親みたいに肌荒れとかしてたら、ダメだったかもな。



「海斗さんは、男の僕から見ても素敵な人です。…うん、素敵です」



一瞬、考え直した様子の誠之介君を横目に溜め息。

優里の事、成美を泣かせたのは、最低だよな。

自分でわかってても、普段は優しい誠之介君にそう思われてたら、他から見れば相当だ。




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