LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
入籍した7月7日。

1週間が過ぎたばかりなのに体調不良となった海斗。

嫌な事ばかり考える私を、海斗が隣に屈み、手を握った。



「俺は大丈夫だから、悩むな。
離れないって、約束しただろ」



海斗を信じないわけではない。

…けど。

けど歩ちゃんたちは…。



「馬鹿だな…(笑)」



泣き出した私の頭を撫で、涙を指で拭ってくれる海斗。



「約束…守ってくれなきゃ…っ…嫌いになる……」



「あぁ、上等だ。絶対、嫌いになるなんて、許さないしな」



海斗の胸に飛び込み、ピッタリと寄り添う。

…海斗と死ぬまで、一緒に居たいよ…。




< 236 / 538 >

この作品をシェア

pagetop