LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
洗濯物を片付け、肉じゃがを煮込み、魚を焼いてると、海斗も帰って来た。



「おかえり…;;」



「あぁ;;」



まだぎこちない私たち。

これからどうするのか。

ジャケットにネクタイ。

鞄を受け取り、ソファーに置き、芽を起こす。

お酒を呑ませて聞き出すか。

それとも、粘る…?



「海斗さん、おかえりー」



「まだ居たんだ?」



「何か文句でも?」



「…いいえ;;」



海斗に話して、訊いて貰うのも無理そうだし。

やっぱり、私が訊くしかなさそうだよね――…。



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