LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
慌てて立ち上がると、海斗と撮影した画像を確かめてる。



「ヤバい;;」



「2枚、現像しますか?1枚は、持ち歩き用に(笑)」



「下川さん…さすがですっ!!」



…いやいや、止めてよ;;

お願いだから、持ち歩かないで;;



「写真館で写真を撮ったら、これと並べて飾ります」



「成美依存症。重症よ、海斗さんは(笑)」



笑い事じゃないのに笑う芽を細めた目で睨むと、口笛を吹いて顔を逸らした。

下川さんは「プリントしよう」と、芽を連れて書斎に行く。



「可愛い、成美。…綺麗だ」



2人きりになると、また癖のようにニヤけそうになるのを堪えてる。

腕を掴み、目でキスをねだる。

下川さんはもしかして、この事を予想してたのかな…。



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