桜星サンセット
アンは私達の事は気にもせず、楽しそうにしゃべっている。

「何か食べる?昼ごはんまだなんだよねー」

私もまだ食べてなかった。

「うん、お腹すいた。けど・・・」

さっきの恐怖がまだ残っていて、ここから出たくない。

「じゃあ、待ってろ」

私の気持ちを察したように飛び出していった。

コウスケは5分も経たないうちに戻ってきた。

「はやーい」

「おう、知ってる奴が焼いてたから奪ってきた」

手にした袋にはたこ焼きや焼きそば、クレープまで入っていた。

その匂いにアンたちも気付き、みんなで一緒に食べた。

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