桜星サンセット
今の私はあの時よりも、もっともっとずっとずっとコウスケが好き。

体の奥から熱くて甘い何かが湧いて体中に広がりあふれる。

あふれたそれは言葉に変わる。


「好き」


自然に出た。

ずっと言えなかったし、言う勇気も無かったはずなのに、スルッと口から流れ出た。

あの時は涙だったけど、今は笑顔が止められない。

「私、コウスケが、好き」

一瞬固まったコウスケの顔がゆっくりとほどけて口が動く。

「・・・」

声にならない言葉をしっかりと受け止める。

コウスケの声は聞こえないが、はっきりと動いた口。

それは・・・。


オレも。


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