記憶が思い出に変わる時(仮)
ー合宿当日。
「うぉー!新幹線って
テンション上がるーっ」
「あほ…」
「んだよーっ
太雅、一緒に座ろうぜ!」
「陵といたら馬鹿が移るって…」
「なっ、太雅ぁーっ!」
今日もバスケ部は
元気みたい。
そんな様子を見て
自然と笑みが零れる。
「えっと、あたしはー…」
マネージャーが
あたしと加奈先輩と後輩の郁美ちゃん
…3人だから
1人余っちゃうよね…
「男子ーっ誰か女子と相席に
なるんだけど…!」
加奈先輩が呼びかけると
「俺…1人みたいです」
「あ、日向くんね!」
基本、日向は
無愛想…だからね。
「郁美ちゃんは…あたしよりも
優梨ちゃんのほうがいいよね?」
「あ、あたしはどちらでも…!」
…これは…
心臓がドクンと嫌な音をたてる。
「じゃ、日向くん
あたしと相席ね!」
「はい」
別になんとも
思ってなさそうな日向…
あたしが…隣に
座りたかった…
「ひゃっ!」