記憶が思い出に変わる時(仮)


突然
肩を引き寄せられたと
思ったら


「服部ちゃんは俺の隣…
で、いいかな郁美ちゃん?」

「「え…?」」

あたしと郁美ちゃんの声が
シンクロした。

「代わりにこの馬鹿あげるから。
相手してあげてよ」

「馬鹿じゃねえーっ!」




「え、あ、あの…太雅先輩…?」

「いいから座って」


あたしを窓側に座らせて
その横に太雅先輩も座った。

「無理はしないでって
言ったでしょ?」

「ー…っ」

「ホントは自分が隣
座りたかったくせに」

「…な…んで…」

「仲良くしてる2人、
見たくないでしょ?」

「太雅先輩は…優しすぎます…」


「それと、稜の相手は俺が
疲れるからねー。


だから服部ちゃんに
隣にいてほしい」


なんて嬉しい言葉を
くれるんだろう…

「…ありがとうございます」

「うん、それでいいよ」

先輩はとびきり優しい笑顔をくれた。




「イクラ!」

「ら…ラッコ!」

「こ…こ…古今東西~っ!」

「いぇーいっ!」


後ろでは
しりとりなのか
古今東西なのか

郁美ちゃんと陵先輩は
なんか…似てるみたいです。

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