記憶が思い出に変わる時(仮)
イメージよりも少し小さな駅を出ると
ここも光が溢れていた。
「…電気もったいねぇ」
「まぁ、確かに」
…この明るい雰囲気に
紛れて聞いてみても
いいのかな…
「日向…?」
「ん?」
不意に向けられた視線に
ドキッとするのは
抑えられない。
「あの……」
「んだよ?」
「か、加奈先輩に…こ告白され、
されてた…よね」
明らか不自然な
あたしに日向は眉を寄せた。
「…気になる?」
「えっ⁈あ、いや、べ別にっ」
思ってもない言葉に
動揺が隠しきれなかった。。
これは…
まずいでしょ…
「断った。」
「へ…」
「だから、断ったって。
あきらめない、とか言ってたけど。」
「あ…そ、うなんだ…」
ちゃんと
返事してたんだ…
加奈先輩がベッタリだから
てっきり
考えさせてパターンかと
思ってた…
「わ、これ可愛い!
ね、日向………あ、れ…?」
さっきまで
隣にいたよね…?
いつのまにか
日向がいなくなっていた。
や、やだ…