罪語りて所在の月を見る
目の当たりにした渉の不穏さに、ABCは拳の力を緩めようとしたが――ごくっと唾を飲んで、『せっ』とまた手を握り締めた。
「大人しく後ろのデカパイ渡せば、腹パン一発で済ましてやんよ」
「あの、だからですね」
「俺らでそのデカパイ、“有効利用”してやっからよぅ。そいつおぶさりたいってのは、男子でも女子でもいんだ。売りまくったあとに、俺らでヤりまくってやんよぅ。
構わないだろ?いっつもいっつも、そうやっていちゃこら見せつけてんだから。デカパイとヤりまくってんだろ、あ?ガバガバの股に突っ込むぐれえいいじゃねえか、肉便器に人権なんかありませーん、俺らで有効利用してあげまーす、ボランティアってか――ぶっ」